『フランチャイズ契約なんだということを忘れていませんか?』
お互いに相手の立場や都合というものを理解することは必要だと思います。理解するということは、相手の言い分を全て受け入れるとか、言う通りにするということではないと思います。
何故、相手がそのようなことを言うのか?行動するのか?ということを理解しようと努力を怠らない人は、今後の自分の考えや行動が建設的なものであろうとするはずです。人間、一人では生きて行けないのですから。
そういう意味において、お互い利害対立だけがクローズアップされ、相手を打ち負かす?言い負かす?ことだけに終始するようでは駄目なんだと思うのです。
ということで、今日は、私が勝手に考えているセブンイレブン側の都合というものをお話してみようかと思います。
廃棄(ロス)チャージの問題で、そこからチャージを払わされていると真剣に考えている加盟店オーナーさんらは、「フランチャイズビジネス」であることを忘れてしまっているのではないか?と強く疑問を感じます。
商品を仕入れて販売するのは、現場である加盟店です。『商品を仕入れる行為に対する責任』をどのようにお考えなのか?とお尋ねしたいものです。ここで言う責任とは、セブンイレブンのシステムを利用して商品を仕入れているということです。
私たち加盟店は、㈱セブン-イレブン・ジャパンとのフランチャイズ契約に基づいて商売をしているのです。商品を仕入れる行為自体も、セブンイレブンとのフランチャイズ契約があってはじめて可能になっているのです。言い換えれば、セブンイレブンのシステムを利用して商品を仕入れているのです。
もし仮に、大量の商品を仕入れて、それが加盟店側の責任により「フランチャイズビジネスにおける売上」に計上されなかった場合、加盟店が仕入原価を負担するだけで良いと思っているのでしょうか?
判りやすく言えば、仕入れた商品の横流し行為が隠匿されていた場合などです。正にセブンイレブンシステムのただ乗りですね。そして、セブン本部側は大損です。
現在のセブンイレブンシステムを構築するまでにどれほどの投資が成されてきたか?おそらく億円規模の投資が行われてきたはずです。それらを無料で悪用されるなんてことは、彼らにしてみれば悪夢以外の何ものでもないと思います。
以上から、廃棄商品原価が売上金へ転換され、それらをセブン本部と加盟店が分配する仕組みについては、『売上という成果に繋がらなかった仕入』である廃棄商品原価の一部をシステムの使用料として支払っているのだと私は考えるようにしています。
但し、これらは、私がセブンイレブンのフランチャイズに加盟したメリットが常にデメリットを凌駕していることが前提ですね。
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