2010年4月16日金曜日

久しぶりの投稿ですが、展示会に行ってきました。

4月15日(木)静岡のツインメッセで開催された展示会へ行ってきました。

会場へ入って、まず最初に立ち寄るブースが「スライド」・・・。当番制なんでしょうか?OFCと思われるセブン社員さんによる解説と動画を聴講するわけですが、足を運ぶ度に『面倒だな~』と思うものの、毎年、それなりの工夫がなされていると感じつつ、骨を折って頂いている社員さんには感謝したいと思います。ということで、今年は井坂社長が出演していました!!!まあ、社長自らが各オーナーさんらへ語りかける手法は良いことだと思います。
但し、語られていることの中で「1つだけ」同意できない部分がありましたので、今回はその件について語ってみたいと思います。

『在庫をしっかり持つ』と述べていたことです。あ、いや、考え方としては正しいのでしょうけど、伝え方に問題があるのでは?と強く感じたのでした。それとも受け手側である私の問題なのでしょうかね~?私がセブン-イレブンに加盟して常に感じていること・・・。『セブン本部はオーナーへの伝え方が下手!』

私たちは、商品やサービスを売って儲けようとしているのですから、在庫を持って臨むという考え方は当たり前であり正しい考え方なのだと思います。そんな当たり前のことが満たされていない現状があるから『在庫をしっかり持って下さい。』ということになるんだろうと思います。

ただ、そんなことは加盟店オーナーさんらは当然のこと理解しているのだと思います。では、何故?『在庫をしっかり持って下さい。』と言わざるを得ないような、『在庫が薄い状態 or 欠品&機会損失の状態』が発生してしまうのでしょうか?

井坂社長の述べられている言葉からは、こうした「現状に対する打開策」といったものが全く感じられなかった?見受けられなかったことが私としてはちょっとだけ残念でした。とはいえ、制約された時間内で多くを伝えようとしても限界があるでしょうし、同時に『それぞれのお店の現状に合ったやり方で、担当OFCと相談をして進めて下さい。』といった趣旨の話もされていました。

さて、今後、現場はどう動けば良いのでしょうか?
世帯数が増えていくが、人口は減少していく。夫婦二人世帯、単身世帯が急速に増加していく。小売店の数が大きく減少してきている中で『近くて便利なお店としての品揃え』・・・・などなど。現状把握をする上で井坂社長の語られた内容は非常に理解し易くありがたいものでしたが。。。

具体的にどのようにしてそれらを達成するのか?ここで現場のOFCやDMらと加盟店との間で、相変わらずのせめぎあいに終始するだけなのでしょうか?

まあ、こんなことを私が言ってはもともこもないんでしょうけど・・・ごちゃごちゃこれ以上書いても面白くないと思いますので・・・・1つだけ。

セブン本部はもっと『宣伝費』を使えと言いたいのです。加盟店に説明してやらせる!これで終わってしまうのではなく、TVコマーシャルも工夫して新しい商売のコンセプトをしっかりCMとして放映してもらいたいと思うんです。テレビの威力は誰もが理解していることと思います。『テレビ見て来たんですが・・・』『テレビで宣伝していましたよね!』といったお客様が来店するようになれば、お店は嫌でも品揃えするでしょうし欠品防止の為にしっかり在庫も持つようになる。結果、発注も増えると私は思うのです。売りやすくなれば廃棄リスクも減少しますからね。

ということで、最後に、今年の展示会は寒かった!!!そんな中、会場出入り口の近くで「案内看板」を手にして震えていた社員さん。ほんとうにお疲れ様でした。風邪ひかないようにね。ありがとう。

2010年4月1日木曜日

不公正なお金の流れがあるのでは?加盟店は食い物にされているのか?

元加盟店主との間で裁判にまで発展した請求書等の開示請求事件と、それに付随して沸き起こった疑惑。
セブン本部が加盟店が負担する仕入原価の一部をピンはねしているのでは?というぴんはね疑惑がそれだ。

そして、私自身も、不公正なお金の流れに繋がってしまっているのではないか?と心配になった事案について質問をするに至った。

結果は、予想通り、大変残念なことではありますが、明確な説明はありませんでした。救いなのはFCが一生懸命、私の話を聞いてくれて、私が抱いた疑問の解消に努めようとする姿勢を示してくれたことだけでした。
私の勘違いであれば喜ばしいことだと思いつつ質問をしてみたのですが。。。残念なことになってしまいました。

セブン本部側の対応には、非常に驚かされ、呆れさせられ、失望させられました。そして、単なる心配が疑念に・・・疑いを抱くようになっていく自分を感じました。挙句の果てには、一生懸命対応してくれたFCまでもさえ、本部指示で演技しているのでは?と、これまた病的な疑いが脳裏を過ぎることさえありました。

加盟店オーナーさんがいましたら、是非SCの「本部からのご案内」で確認して頂きたいと思います。参照開始が3月28日ですから、あともうしばらくは参照できるのだろうと思います。案内名は『原価変更(容器包装リサイクル法)のご案内』です。

そこには、『この委託料については、もともと商品原価に含まれており、(財)日本容器包装リサイクル協会への支払いは、メーカー様から実施していました。』とあります。

商品原価に含まれているということは、その商品を加盟店が仕入れることで、自動的に加盟店の負担になっていることになると考えます。また、メーカー様から実施していました?とは、どういうことなのか?私たち加盟店が支払っている委託料はいったい何なのか?

加盟店はオープンアカウントを通して、この委託料を別途負担しているはずです。それとも私の店だけなのでしょうか?月末帳票にもしっかり印字されています。

前任の山口社長時代に『容器包装リサイクル法処理システムのご案内』という文書が各加盟店へ提示されているはずです。

そして、この委託料の支払いに関しては、加盟店がセブン本部へ依頼する形にしたい旨の要請があり、加盟店が依頼書を提出することで、毎月のオープンアカウントを通して委託料を支払ってきたはずです。当然のこと、各店、金額の差こそはあれ、今でもオープンアカウントを通して支払っているのです。

以上から、もともと原価に含まれていたとするならば、委託料の支払いをしている加盟店は、その商品を仕入れることで、二重の負担を強いられていることになるのでは?という疑問を感じたわけです。

結果は、のらりくらりと加盟店を足蹴にしたようないい加減な回答しか返って来ません。

容器包装リサイクル協会の方から原価に含んだほうが良いと提案があったから?だとか、オープンアカウントを通して処理をしている委託料は、買物袋やおでん容器のことで、そのほかのペットボトルなどがあるから・・・・・と煙に巻くような回答でしかありません。
何れも、私の疑問に正面から答えようとしてくれません。

委託料の支払義務が生じたのは、平成12年からです。昨年までで9年間です。この9年間に・・・・もし、仮に・・・・二重負担を強いられていたとしたら、これはあくまで私の推計ですが、全加盟店で1年につき約5億円の負担とすると、なんと9年間で約45億円もの巨額になるんです!?!

こうした、とんでもない金額が加盟店からセブン本部へ不公正な形で吸い上げられていたなんて考えたくもありません。しかし、本部側の対応を見る限りでは、疑念を抱かざるを得ないのが正直なところなのです。

最後に、私はフランチャイズパートナーであるセブン-イレブンが、故意にこうした不公正を働いているなどとこれっぽっちも考えたくはありません。
しかし、私の疑問に、『それはこういうことですからご安心下さい。』と、明確な回答さえしてこないセブン本部を見るに及び、残念ながら私の勝手な想像の世界でしかない、こうした不公正なお金の流れが実在するのではないかと危惧している次第です。

2010年3月30日火曜日

コンビニ加盟店ユニオンが県労働委員会へ『救済申請』!



コンビニ加盟店ユニオン:県労委に救済申請 セブン-イレブンが交渉に応じず /岡山

全国約230店のコンビニ店主でつくるコンビニ加盟店ユニオン(池原匠美執行委員長)は24日、セブン-イレブン・ジャパン(東京都)が団体交渉の申し入れに応じないとして県労働委員会に不当労働行為救済を申し立てた。

 ユニオンによると、昨秋に話し合いの場や団体交渉を計3回、同社に要求したが、加盟店主と労使関係にないことを理由に拒否されたという。ユニオン側は加盟店主が同社の経営戦略に従う必要があるほか、営業時間や品ぞろえを自由に決められない点を挙げ、店主の労働者性を主張。ユニオンが加盟する連合岡山は「名ばかり経営者だ」としている。

 現状では同社と加盟店主が個別に協議しているが、情報量や資金面で差があり対等ではないといい、池原執行委員長は「組合と会社の話し合いの場がほしい」と訴えた。同社広報は「契約では会社と加盟店は対等であり、団体交渉に応じる考えはなかった。申立内容を確認して適切に対処したい」としている。
 申立は同日受理され、両者への調査・審問の後、1年後をめどに結論が出る予定。【石川勝義】
毎日新聞 2010年3月25日 地方版
加盟店を営んでいる私も『対等な関係とは言い難い』と思いますね。セブン本部が、話し合いを拒絶し続けることは無理があるのではないかと思う。因みに私はコンビニ加盟店ユニオンには加盟していないが、セブン本部は、加盟店を独立した事業者として対等な立場であると言うのであれば、ユニオンと「話し合いの場を持つ」のが普通だと思う。話し合いなど必要ないと言うことの方が労働者として扱っているとしか思えない。まあ、変な屁理屈を述べてしまったが、セブンイレブンシステム自体に、加盟店を独立した事業者であり対等な立場であるという原則!?!を無視した部分が多分にある以上、口先だけの対等云々は通用しなくなりつつあるのではないかと思う。

2010年3月20日土曜日

今日は一服しつつ、セブン本部に言ってやりたいこと①

『徹底力』・・・・全国1万数千のお店、1店1店へ徹底することを求める飽くなき徹底力の追求が今日の成功を呼び込んだ。
毎週火曜日、全国のOFC(経営指導員)らを東京へ集めてCEO自らが語るOFC会議がある。

加盟当初の私は、この会議が毎週開催と聞いて本当に驚いたものでした。交通費などの諸経費でいったいどれだけの経費をかけているのか?と思うと同時に、それだけ経営者が求めるものを徹底して欲しいという徹底力を求める姿に『並々ならぬもの』があると心底驚嘆していました。

過去の成功体験に囚われるな!と、セブンの経営層は社員らへ語るそうです。賢明なお言葉だと私も思います。しかし、セブン-イレブンという大企業ともなれば組織で動いているはず。組織というものは経営トップが経営方針を語ったところで、それを具現化するルールが無ければ動けないのではないかと思う。それとも絶対君主制国家のごとく経営トップが白と言えば黒も白になってしまうような時代錯誤も甚だしい封建的企業なのでしょうか?

私から見ていると、結局のところ「過去の成功体験に囚われている」のは経営トップなのだろうと思うのです。

こんなことをセブン本部の社員は口にすることはできませんでしょうし、残念ながら、それを口にした私を魔女裁判にでもかけ火炙りしまえと言わんばかりの異常さを今のセブン-イレブンには感じます。

セブン-イレブンといえば、日本で最初のコンビニエンスストアであり、日本(世界)のコンビニの父と私が勝手に思っているCEOの存在があります。まあ、コンビニの創業者といっても良いと思います。

これだけの巨大会社ですから、私が経営する一加盟店である○○商店とはわけが違います。ちょっとした狂いが会社全体の損益ともなれば、あっという間に億単位のものになるでしょう。それだけの責任の重圧に耐えられる、任せられる人材がCEO以外には不在なのかも知れません。
これが創業者が指揮を振るう大企業の最大の弱点なのだろうと思います。創業時のトップが不在になったとたん瓦解し始めるような組織ってよくあるケースです。

ちょっとここで、私には話が大き過ぎる方向へ進み過ぎましたので、身の丈に合わせた話題へ戻したいと思います。

基本商品とか重点商品とか、現場である加盟店の私には早くて1週間前に告知されます。
常に思うことがあります・・・・・
基本商品の根拠は?誰が決めているの?何故?
重点商品を単品単位で指定する理由は?

現場であるお店の裁量権というものが全く存在していないのです。
現場であるお店は常日頃、お客様と接しています。自店のお客様の嗜好や要望を耳にすることもよくあるんです。

重点商品を単品単位で決めてくる手法を見直してみて欲しいものです。そんな手法で何が得なのでしょうか?
メーカーさんとの駆け引きもあるのであれば、明治製菓の商品のくくりでお店で選択させるとか、又は飲料という商品ジャンルのくくりで3単品までとヘッジを設けて商品はお店に選択させるとか・・・・

これを言うと、直ぐにチェーン理論を振りかざすFCをはじめとするセブン社員がいますが、私はあなた方セブンの現場社員がこれだから駄目なんだ!経営者も頭が痛いだろう!と言ってやることがあります。
何の為の地区事務所なのか?何の為のFCなのか?

いきなり個店単位で好き勝手なことをしたらお客様だって混乱する恐れがあるぐらいのことは私にだってわかりますよ。
だからこそ、FC担当エリア別とか、DOエリア別といった全国や都道府県単位でみるよりは、遥かに地元に密着した単位レベルでそうした政策が実施できるようにすれば良いだけのことだと思うのです。

セブン本部からのトップダウンに従っていれば全てが上手くいく。そうした時代は既に過去の成功体験でしかないのでは?
と思うことがよくあります。それって、巨大化した組織を維持する・守るためだけの組織の論理だけに過ぎないのでは?と思うのです。

一日でも早くボトムアップ方式の政策も実施すべきだと思います。

但し、過去に、改善提案を積極的に行っているDM(ディストリクトマネージャー)さんの話を聞くことがありましたが、今のセブンのDMクラス以上は、私が思うに、現場など見ていませんね。そう思います。まあ、100歩譲って新規出店エリアだけでしょう・・・現場を見ようとしているのは。
私なりにその理由を考えれば、本当に現場をみて提案したら評価されないからだと思うのです。上司に好まれる提案レベルということでしょう。結局、セブン本部を見て提案しているのです。自分自身のためだけにね。

またまた、話が横道に反れそうなので軌道修正したいと思います。

常にお客様と接している現場であるお店側が、お客様に喜ばれる商品を、喜ばれるサービスを付加して提供できる手法を考えて欲しいと思いますね。そうすれば『何でこれだけしか発注しないんですか?』などというレベルの低い、お客様不在の議論をすることも減少していくのだと思います。

ということで、『大本営発令・・・・』型の指示命令だけでは戦に勝てない時代に突入しているのではないかと思う今日この頃です。

2010年3月19日金曜日

セブン本部、加盟店オーナーに対し偽計を用いている疑い!?

昨日は、あくまで私個人が勝手に考えた「セブン本部側の都合」を述べさせて頂きましたが、今日は私本来の立場(加盟店オーナーとして)から述べさせて頂きたいと思います。

この業界に入って最初に感じたことは、『コンビニフランチャイズ本部である㈱セブン-イレブン・ジャパン(以後、セブン本部)は小売業で儲けているのではない!』ということです。

全国各地にあるセブン-イレブン店は確かに小売業であり、各商品やサービスを提供することで売上金や手数料を主な収入源としていますが、『フランチャイズ本部であるセブン本部の主な収入源は、各加盟店から吸い上げたロイヤリティー(チャージ)である』ということです。

さて、そこで昨日までの主な話題である『廃棄(ロス)チャージ問題』へ話しを戻させて頂きたいと思いますが、その前に今の私がセブン本部に対して強く感じていることをお話しておかなければなりません。私自身の実体験、加盟店説明会への参加から、各面接、契約内容の説明、契約の締結、集合研修、お店の開店から今日までを省みると、その気持ちは増していくばかりなのです。

それは『セブン本部は加盟店オーナーに対して偽計を用いている疑いがある』ということです。
まあ、それがどの法律に抵触するのか?加盟店契約のどの規定に違反するのか?といった具体的な問題として扱うまでに至っていないだけなのだと思います。

但し、昨年、公正取引委員会から「優越的地位の濫用」という独占禁止法違反で処分を受けることになったことからも、今後は新たな動きも出てくるのではないかと考えています。

ということで、これからちょっと穏やかではない話題に突入してしまいますが、私が偽計の疑いを抱いた根拠を廃棄(ロス)チャージ問題を通して述べていきたいと思います。

まず、「廃棄(ロス)チャージは存在しない。」という私の基本的な考えについて説明をしてから臨みたいと思います。

実を言うと私は加盟店契約締結時に、この問題が裁判で争われていることを知っていました。その上で、仕入原価から廃棄商品原価が減じられていることについてセブン本部のリクルート担当者へ質問をしたことがあります。

残念ながらリクルート担当者からは明確な回答は頂けませんでしたが、パソコンを用いた利益シミュレーションを何度も行いながら検討した結果、『粗利益をセブン本部と加盟店で分配する』という解釈に嘘は無いと判断するに至り、契約を締結したわけです。確かに、売れた商品の粗利益を分配する形にはなっています。と、同時に、最初に偽計の疑いを抱いた時期でもありました。

ですから、廃棄(ロス)からチャージを取っているとセブン本部を攻撃したところで前に進むことはできないと考え廃棄(ロス)チャージの存在を否定しているのです。

ここで繰り返しになりますが、先日の例題をもとに廃棄(ロス)チャージを否定する理由を述べさせて頂きたいと思います。否定するというよりは、今はそれを言わないでおくと言った方が正確かと思います。

原価70円、売価100円、粗利30円のリンゴを10個仕入れて7個を販売、3個が売れ残り廃棄処分したケースです。

●普通に考えた場合・・・
売上700円 - 仕入原価700円 =粗利0円。

●セブン-イレブン加盟店の場合・・・
売上700円 - (仕入原価700円 - 廃棄原価210円) = 粗利210円

何れにせよ、リンゴは7個が売れているわけです。7個が売れたので粗利は210円です。
 確かに「粗利分配方式」に嘘はありません。セブン本部にしてみれば廃棄なんて全く関係ないし
あくまで売れた商品から得た粗利からロイヤリティー(チャージ)をとっているわけです。

(参考までに)
売れ残って売上に至っていない3個のリンゴは、 廃棄になろうが在庫保管だろうが、それは加盟店の責任負担ですからセブン本部は一切関知しません。ですから、●普通に考えた場合』のように、それらを考慮した結果の粗利0円は認めていないわけです。セブン本部にしてみればそれらを考慮して粗利益0円とすることは、廃棄や売れ残り在庫をセブン本部が負担することに繋がるからです。

さて、ではどこに偽計の疑いがあるのか?についてですが、小売業として商品を販売し利益を得ようとするならば、その利益構造については誰もが『●普通に考えた場合』を想定するはずです。

にも関わらず、セブン本部は、『●セブン-イレブン加盟店の場合』のような特殊な形態であることを『仕入は現場である加盟店の責任』だとか、『廃棄商品原価は加盟店の経費負担』、『荒利分配方式』といった説明で対応することで、その特殊性について具体的に判りやすく明確に説明することを怠たっているばかりでなく、組織的に説明を避けている勘が拭えません。

私が契約した場合などはその最たるもので、あえて私がリクルート担当者へ質問をしているにも関わらず、『馬鹿ですよ!そんな裁判に訴えるなんて!絶対にセブンは負けません。大丈夫です。』と呆れた回答しか返って来ませんでした。当然のこと、粗利分配方式の根拠となる「粗利」の算出方法についての特殊性を説明するなど一切ありませんでした。

ということで、「セブン本部が詐術を用いて加盟店オーナーから搾取している。」と過激な批判をする加盟店オーナーさんも出てくるわけです。(インターネットでの書き込み記事等より)また、オーナーさんばかりでなく会計士や大学教授にもそうした批判を口にする人が出てきているのです。

また、セブン本部は『荒利』という用語を用います。辞書で引いても出ていません。一般的には『粗利』であるはずです。この用語の使い方が違うことも偽計の疑いを抱かざるを得ないことを認識しておく必要があると考えます。

最悪、裁判で争うことになり、形勢不利となるや否や、『セブン-イレブンの粗利荒利であって粗利ではありません。』などといった呆れた抗弁で、特殊会計を説明しようとするかも知れません。

長くなりましたので、今日はここまでにしようと思います。『セブン本部の加盟店オーナーらに対する偽計の疑い』については、次回も引き続き述べて行きたいと思います。

2010年3月18日木曜日

フランチャイズ契約なんだということを忘れていませんか?!その①

 『フランチャイズ契約なんだということを忘れていませんか?』

お互いに相手の立場や都合というものを理解することは必要だと思います。理解するということは、相手の言い分を全て受け入れるとか、言う通りにするということではないと思います。

何故、相手がそのようなことを言うのか?行動するのか?ということを理解しようと努力を怠らない人は、今後の自分の考えや行動が建設的なものであろうとするはずです。人間、一人では生きて行けないのですから。

そういう意味において、お互い利害対立だけがクローズアップされ、相手を打ち負かす?言い負かす?ことだけに終始するようでは駄目なんだと思うのです。

ということで、今日は、私が勝手に考えているセブンイレブン側の都合というものをお話してみようかと思います。

廃棄(ロス)チャージの問題で、そこからチャージを払わされていると真剣に考えている加盟店オーナーさんらは、「フランチャイズビジネス」であることを忘れてしまっているのではないか?と強く疑問を感じます。

商品を仕入れて販売するのは、現場である加盟店です。商品を仕入れる行為に対する責任』をどのようにお考えなのか?とお尋ねしたいものです。ここで言う責任とは、セブンイレブンのシステムを利用して商品を仕入れているということです。

私たち加盟店は、㈱セブン-イレブン・ジャパンとのフランチャイズ契約に基づいて商売をしているのです。商品を仕入れる行為自体も、セブンイレブンとのフランチャイズ契約があってはじめて可能になっているのです。言い換えれば、セブンイレブンのシステムを利用して商品を仕入れているのです。

もし仮に、大量の商品を仕入れて、それが加盟店側の責任により「フランチャイズビジネスにおける売上」に計上されなかった場合、加盟店が仕入原価を負担するだけで良いと思っているのでしょうか?

判りやすく言えば、仕入れた商品の横流し行為が隠匿されていた場合などです。正にセブンイレブンシステムのただ乗りですね。そして、セブン本部側は大損です。
現在のセブンイレブンシステムを構築するまでにどれほどの投資が成されてきたか?おそらく億円規模の投資が行われてきたはずです。それらを無料で悪用されるなんてことは、彼らにしてみれば悪夢以外の何ものでもないと思います。

以上から、廃棄商品原価が売上金へ転換され、それらをセブン本部と加盟店が分配する仕組みについては、『売上という成果に繋がらなかった仕入』である廃棄商品原価の一部をシステムの使用料として支払っているのだと私は考えるようにしています。

但し、これらは、私がセブンイレブンのフランチャイズに加盟したメリットが常にデメリットを凌駕していることが前提ですね。